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21世紀に入って、「IT業界」という言葉がすっかり定着しました。その響きにあこがれる人や、インターネットが趣味の人、Web関連の新しいサービスを開発したい、売ってみたいという人などがIT業界への就職・転職を考えるかと思います。しかし、具体的にIT業界ってどんな仕事をしているの?という質問には、きちんと答えられる人は意外に少ないもの。そこで今回は、IT業界における企業分類や代表的な職種、仕事内容などをご紹介しましょう。
IT業界における企業分類
ITとは「Information technology」の略で、インターネットやスマホなどの情報端末を利用した情報サービスを一般的に指します。IT業界と一口にいっても、インターネット事業、通信事業、ソフトウェア・ハードウェアの開発など、職種や業態は多岐にわたります。
代表的な職種には以下のようなものがあります。
開発(プログラマー、SE、デザイナーなど)の仕事内容
Webサービスを立ち上げるには、開発者が必ず必要です。
まず、Webサイトやアプリケーションの設計、開発を行うのが、プログラマーやSE(システムエンジニア)です。ネットワークの構築、社内ネット環境の整備などを行うこともあります。
デザイナーはWebサイトなどの見た目部分を担当し、コーダーは、htmlやcssといった言語を用いて、正しくサイトが表示されるようにします。デザイナーとコーダーは兼任となる場合もあります。
企画(プロジェクトマネージャー、ディレクターなど)の仕事内容
プロジェクトマネージャーはプロジェクトの計画、推進、全体の管理を担当します。ディレクターは要件をまとめた仕様書を元に、SEやデザイナー、ライターなどに仕事を割り振り、企画が形になるよう進行させていきます。企画職には、日々新しい技術や情報をキャッチする感度が重要です。
営業(営業、セールスSE、マーケティング)の仕事内容
IT業界における営業職の仕事内容は、様々な企業、銀行、官公庁、病院などに、自社システムやWebサイト構築などの営業を行うこと。顧客からの細かな要望、ニーズなどを、運用担当、開発担当などに伝えるパイプとしての役割も担っているため、ある程度、販売するサービスやシステムの知識を持ち合わせていなくてはいけません。
広告出稿を効果的に行ったり、集客のできるサイトを作るためには、数字分析のスペシャリストであるアナリストやマーケッターの力も必要です。
支援(運用管理SE、サポートデスク)の仕事内容
開発チームが作り上げた製品やサービスが世に出回ってからは、「支援」セクションの出番です。運用管理SE、サポートデスクなどといった支援部隊が行う仕事は、自社が開発したシステムの運用管理、セキュリティ管理をはじめ、ユーザーサポート、運用改善など、アフターフォローが中心。特に個人顧客を持つ企業は、ユーザーとの接点となるサポートデスク(ヘルプデスクとも呼ばれる)に力を入れていることも特徴です。