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ハローワークでは求人情報の提示だけでなく、相談、職業訓練、各種手当の紹介等、多角的な支援をしています。公的機関なので、基本的に無料で公的サービスが受けられます。利用方法をきちんとおぼえて、賢く活用しましょう。
ハローワークへの登録の仕方
ハローワークのサービスを利用する場合は、「求職申込み」をする必要があります。
申し込みの手順は以下です。
1.最寄りのハローワークへ行く
各種窓口の利用時間は、平日の8:30~17:15です。この時間に窓口へ来られない方には、平日夜間および土日の相談が可能な施設もあります。
2.「求職申込書」を窓口に提出する
ハローワーク窓口に用意された「求職申込書」に、就職条件(希望職種や賃金等)を記入して提出します。
3.「ハローワークカード」を受取る
「求職申込書」が受理されると、「ハローワークカード」が交付されます。このカードで相談や求人紹介等、各種サービスを利用することができます。
4.登録完了!
ハローワークに来る時は、必ず「ハローワークカード」を持参しましょう。
ハローワークを利用した求職活動の流れ
相談
どんな仕事が良いか、具体的な求職活動の仕方は?など、就職に関することなら、何でも相談できます。スキルや知識をつけたい人にセミナーなどの紹介もします。
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紹介
全国の情報端末から希望に沿う求人情報を提示。応募したい先が決まったら、先方へ連絡を取った上で「紹介状」をお渡しします。面接には「紹介状」を持参します。
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応募
応募書類の書き方、面接の受け方も説明します。応募条件に満たない場合でも、応募できるよう求人事業所へ働きかけます。
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就職!
自分に合った、ハローワーク
ハローワークは、求職者に合わせて以下の様な体系を持っています。
ハローワーク
人材銀行
マザーズハローワーク
新卒応援ハローワーク
わかものハローワーク
キャリアアップハローワーク
ふるさとハローワーク
福祉人材コーナー
障害者専門窓口
外国人雇用サービスセンター 他
求職者の年齢や特性に合った求人情報、就職支援サービス、手当などが揃っているので、自分に当てはまるハローワークへ、相談してみましょう。
求職だけじゃない! ハローワークの活用法
求職者が再就職出来るまでのさまざまな支援活動やサービス・情報の提供を行っています。例えば、離職の際の退職金トラブル相談や、再就職までの生活費を工面したい人への資金貸付けなど、いざという時に知っておくと役立つ事が揃っています。
失業保険(雇用保険)対応
失業保険(雇用保険)の申請、離職理由判定、受給から、育児・介護による退職者、海外勤務者の失業等給付相談。受給期間の延長相談など。
雇用保険受給資格のない方への各種生活支援
失業訓練受講給付金(求職者支援制度)や、労働金庫の融資制度(「求職者支援資金融資」)の利用紹介などができます。
生活支援
社会福祉協議会による、生活福祉資金貸付制度「総合支援資金」の貸付など、失業中の生活を支える支援を紹介、手続きを補助します。
雇用促進住宅、公営住宅等住宅支援
失業で住宅を失った、ローンが払えなくなったという方には、雇用促進住宅と公営住宅への緊急一時入居等の支援があります。
育児・介護支援
育児・介護のために求職できない人に対し、育児・介護と仕事の両立支援をします。(ファミリー・サポート・センター事業)
教育支援
失業により子どもの教育費用が払えない人に、(独)日本学生支援機構(旧日本育英会)の「緊急採用・応急採用奨学金制度」などを案内します。
就職支援
ハローワークごとに、さまざまな相談、求人情報提供を行っています。
職業訓練
就職に活かせる技能や知識を得るための職業訓練を行います。公的職業訓練や、民間の教育訓練にかかる受講料の助成制度があります。
就農相談・創業支援
就農や創業して自営業者を目指す方については、就農・創業に関わる情報提供や、助成金等の情報提供を行っています。
失業にともなう公的保険手続き
失業した際の、医療保険や、年金保険に関する手続き相談を行っています。
離職の際のトラブル相談
倒産で退職金が出ない、離職票を出してくれないなど、離職時のトラブルに関する相談を行っています。
その他
ボランティア活動の情報提供を行っています。
心の悩みの相談機関を紹介します。
こんなに色々揃っていたこと、ご存じでしたでしょうか。せっかく利用できるのに、存在を知らないせいで活用できていなかったという方も多いと思います。
仕事について何か困ったことがあれば、ハローワークのことを思い出してみましょう。